三輪 学 さん
株式会社三輪 代表取締役
工学部応用物理学科 1988年卒業
Q.商品づくりに関わるきっかけ・思い・今後の展望を教えてください!
飲食業界は人がいる限りあり続けると考えています。店での料理提供だけではなく、流通に耐えられる商品を作り、来店しなくても料理を届けることができる制度を構築し、それらの技術を最高峰のレベルまで上げたいと考えています。また、害獣の食肉加工などで地方の活性化の一助となることや、食品生産の実験室の様な役割を担いたいと考えています。南チロルの名物料理であるマレンデという自家製サラミやチーズを盛り合わせたプレートを再現したいという思いで、店内でサラミの熟成などを行ってきました。サラミづくりのノウハウを得て、日本ならではの食材を粉末状にして利用するなど材料の配合の独自性を確立させ、海外でも通用するような商品の生産を最終的な目標としています。
Q.農工大での思い出を教えてください!
私は学部初といわれる転学科をしたのですが、その先での尾崎先生との出会いが印象的でした。1つしかない機材を2人で使わなくてはならなかった為、バイトの時間の兼ね合いで深夜に大学に行き研究したいという提案をしたのですが、柔軟な考えで受け入れてくださいました。また、父親のように相談役になってくださるなど、とてもお世話になりました。先生の言葉として「1つの結果を求めるならば最低10通り以上のやり方や見方を考えてやりなさい」という言葉があり、この理系的な考え方は今も忘れていません。現在のお店の運営に関しても、事前のリサーチやシミュレーションをしてから新しい取り組みを行うことに結び付いていると感じています。
Q.農工大生や農工大サポーターにメッセージをお願いします!
諸先輩方がこれまで築き上げてきた道筋を更に枝分かれさせ、日本国内・外のわくわくするようなことをしていきたいと考えています。皆さんにも、わくわくすることを見つけることができる目を養うことや、1つの目標に対して何十通りにも考えられるような柔軟な思考をすることを大事にして欲しいと思います。今後農工大関係の方々とも連携して新たな取り組みに挑戦していきたいと考えています。機会があればぜひお声がけください。
【担当学生広報スタッフ】取材を終えて・・・
担当学生広報スタッフ:農学部応用生物科学科 佐藤 杏さん、農学部地域生態システム学科 酒井 結さん
学部初の転学科という決断や、アルバイトから飲食の道へ進路を決めたこと、将来の道から逆算した研究への考え方など、学生生活のことからビジョンの見方など記事には書ききれないほど印象的な話を多く伺うことができました。理系、特に農工大生であることに誇りを持っており、恩返しをしたいという愛校心が素敵だと感じました。返礼品を通して細部までこだわりが詰まった料理に興味を持っていただいた方には、お店の方にも是非足を運んでみて欲しいと思います。
取材実施:2023年8月
三輪さんの返礼品はこちら!
セタガヤサラミセット
修業をした南チロルの伝統的な食肉加工品を気軽に楽しめるセットです。白カビサラミと燻製生ハムはどちらもオリジナルレシピのもと、店舗内で製造、熟成させています。
寄附番号:A11001
寄附金額:20,000円
セタガヤサラミ・ジビエセット
白カビサラミ3種と燻製生ハム1種に加えて、南チロルで食肉利用が盛んに行われているジビエを使用したパテドカンパーニュと、伝統料理でありマンマの味を再現したジビエの赤ワイン・パプリカ・トマト煮込み「グーラッシュ」がセットになっています。
寄附番号:A11002
寄附金額:40,000円
イタリア・南チロル 三輪亭セット
白カビサラミ3種、生ハム1種、ジビエを使用したパテドカンパーニュ、南チロルの伝統料理グーラッシュに加えて、シカとイノシシのサラミ、電子レンジの温めのみで食べることができる南チロルの代表的なパスタ「スペッツレ」3種、ケミカルフリーの白ソーセージ、国産ワカメで巻いて熟成させたチーズ(ミワチーズ)、シカモモ肉のスモークハムが追加されたセットです。
寄附番号:A11003
寄附金額:70,000円
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