米澤 仁雄 さん
明石酒類醸造株式会社 代表取締役
農学部農学科 1984卒業
Q.商品づくりに関わるきっかけ・思い・今後の展望を教えてください!
決められた道に進む反発心からサラリーマンをしていましたが、32歳で、家業であるお酒造りを継ぐことにしました。
帰った当時は安い価格の製品がほとんどでしたが、将来を考え方針を転換し、安い製品の製造を止めました。新しい価値の創造を心掛け商品の開発を行うと共に、海外への輸出にも目を向けました。2005年から輸出にチャレンジし、2022年売上の95%が輸出となりました。アメリカ・イギリス・ヨーロッパ全土がメインの輸出先です。衛生管理など安全性はグローバルスタンダードの認証を取得しつつ、地元の酒米や農産物を使用し、製造方法などは日本のアイデンティティーを大切にしながら誇りを持って今後も更に前に進んで行きたいです。
Q.農工大での思い出を教えてください!
学生時代は研究室など本当に楽しい思い出でいっぱいです。夏休みに行われた農場実習や津久井農場での実習。牛舎での牛の世話や搾乳も楽しかったです。研究室は畜産学研究室で、豚ややぎ・にわとりにも囲まれ、勉強より放課後の研究室で過ごした時間も忘れられない貴重な体験でした。当時は家業であるお酒造りを継ぐことを考えていなかったのですが、他学科の講義で、醗酵学やお酒に詳しい臨時講師によるお酒造りに関連する講義を受講したことも印象に残っています。講義以外でも大学生活は本当に自由でした。様々なアルバイトや海外にも挑戦しました。挑戦した経験が家業を継いだ後に海外への販路拡大や新たな事業に挑戦をするときに役立っています。
Q.農工大生や農工大サポーターにメッセージをお願いします!
農工大は洗練さに欠ける部分があるかもしれませんが、周りを気にすることなく、実直でいい意味で自分を素直に表現できる自由な大学だと思います。同調圧力にもめげることなく、農工大で過ごした自分に自信を持って未来を切り開いて欲しいです。特に農学部の皆さんには、人の生活の根幹である食について学んだ経験を忘れないで欲しいです。日本の食を守りながら世界へ拡げる役割をぜひ農工大を起点に繋がっていきましょう。
【担当学生広報スタッフ】取材を終えて・・・
担当学生広報スタッフ:農学部生物生産学科 澤田 響希さん、農学部地域生態システム学科の学生さん
米澤仁雄さんに製造現場を案内していただき、日本酒やジン、ウイスキーなどの多くのお酒の製造について知ることができました。インタビュー中、米澤さんが何回も挑戦し、今も挑戦を続けていることを伺いました。また、何度も「若い君たちの未来は明るい」という言葉をかけくださり、私も挑戦し続ける姿勢を大切にしていこうと思いました。
ドライジンは飲んだ瞬間に柚子や山椒の風味があり、今まで飲んだジンの中で一番美味しかったです。梅酒も完熟した梅を使用していて果物みたいに甘くて美味しかったです。ぜひ、飲んでください。
取材実施:2023年3月
米澤さんの返礼品はこちら!
明石鯛 特別純米酒
「2023年ワイングラスで美味しい日本酒アワード」最高金賞受賞・「2023年フェミナリーズワイン世界コンクール(フランス開催)」金賞受賞の特別純米酒。地理的表示「GIはりま」認定商品。
寄附番号:A05001
寄附金額:20,000円
東経135度兵庫ドライジン 42%
世界的に有名なロンドンドライジンをベースに、日本を感じてもらえる5種類のジャパニーズボタニカルを使用。商品名は、子午線が通る明石市をイメージする「東経135度兵庫ドライジン」となっています。
寄附番号:A05002
寄附金額:20,000円
明石鯛 吟醸梅酒白梅&明石鯛 吟醸柚子酒
熟成の奥深さを感じる「明石鯛吟醸梅酒白梅」とフレッシュ感をガツンと感じる「明石鯛吟醸柚子酒」をセットにしました。くどくないが甘い梅酒とスッキリと爽やかな柚子酒。どちらも海外でも大人気商品です。
寄附番号:A05003
寄附金額:30,000円
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