修学支援基金
経済支援奨学金
経済的に困難な学生が、学業を継続できるよう奨学金を支給しました。
農学部の学生より
私の家庭は母子家庭で、母が介護職に就き生計を立てておりましたが身体的な負担のため退職を余儀なくされました。約1か月の休養後、今年の3月より転職しましたが、今後の収入が不安定となる恐れがありました。さらに、私のアルバイトも3年次の研究活動や就職活動により収入増は見込めなかったため、3月にいただいた経済支援奨学金にはまとまった出費が必要な時に大変助けられました。具体的には定期代に充て、生活を安定させることができました。
支援者の方々には多大なるご支援を賜り、厚く感謝申し上げます。
農学部の学生より
この度は、経済支援奨学金をいただけることとなり大変感謝申し上げます。
4月から本格的に研究室活動が始まると同時に、研究に関する知見を増やすために書籍が必要となりました。その際に、この奨学金をいただいたことにより購入することができ、研究活動がとても楽しみになりました。書籍以外にも、決して無駄遣いせず、教養を深める大変貴重な機会になりました。これからも一生懸命学業に励み、努力していきます。
ありがとうございました。
農学部の学生より
経済支援奨学金の支援をして下さり、ありがとうございます。
この奨学金を受給したことで、私は幼い頃から学びたかった東京農工大学で農学について学ぶことができています。座学はもちろんのこと、広い畑で一から作物を栽培することの難しさと楽しさを日々感じています。大学に入るまでは、食物の加工の分野に興味がありましたが、この大学で学び、加工される食物自体をいかに好ましいものにするかという分野に興味を抱くようになりました。これからも、私の学びは沢山の方に支援されて成り立っているという事を忘れず、勉学に励んでいきます。
工学部の学生より
この度皆様から温かいご支援として寄付金をいただき、アルバイトに勤しみながら学業や研究活動を行っているため、心から感謝しております。皆様からいただいたご厚意をしっかりと受け止めさせていただき、今後も学業や研究活動により一層真摯に励んでいきたいと考えております。ご支援に感謝しながら、将来世界に貢献できるような人材になれるよう努力いたします。
工学部の学生より
私事ですが、世の中を豊かにする研究をしたいという大きな目標を掲げ、大学院への進学を決めました。現在、受験勉強に励んでおり、今回の経済支援奨学金は英語の資格試験や受験費用にあてさせていただきます。自分が置かれている経済状況に不安を感じていましたので、精神的な余裕ができ学業に専念できるようになったのも、寄付してくださったたくさんの方々のおかげです。
皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
農学部の学生より
修士課程に進学するにあたり、家から大学までの通学時間が長いため、授業や研究に加えてアルバイトをすることに体力的な不安を抱えていました。今回奨学金をいただいたことによりその負担を軽減でき、空いた時間を有効活用して学業に集中できるため大変感謝しています。
ご支援をいただいたことに恥じぬよう、今後も、より一層研究活動や勉学に励んでまいります。
工学府の学生より
経済支援奨学金を支援していただき誠にありがとうございます。
私は大学院で研究に励んでおり、就職活動にも力を入れています。そのため、アルバイトに費やせる時間は少なく、加えて、円安の影響で日用品が高騰したため、生活費がかさむようになっていました。奨学金の支援により、家計にゆとりが生まれ、今まで通り研究および就職活動へ専念することができました。
生物システム応用科学府の学生より
経済支援奨学金を支給していただき、誠にありがとうございました。
私は博士課程で研究活動に勤しんでおり、日々の生活の中で食事が良い息抜きになっています。食料品の価格が高騰しましたが、奨学金のおかげで食事を我慢することなく、研究に打ち込むことができています。支援者の皆様に心から感謝すると共に、今後も研究活動に一層励んでまいります。
農学部の学生より
経済支援奨学金を受給させていただき、ありがとうございます。私は、1年次から勤めていた飲食店のアルバイトがコロナ禍の影響で閉店し、さらには学校の授業に加えて就職活動をする影響もあって、経済状況が悪化していた状況でした。今回の奨学金によって、金銭面に関する自身の負担を減らすことができます。支援者の皆様に感謝すると同時に、皆様の思いに報いることのできるような人間になるため、一層努力してゆきたいと思います。
工学部の学生より
経済支援奨学金を支給していただき、誠にありがとうございました。 新型コロナウイルスの影響で研究室の研究活動がすべてリモートワークになってしまい、いただいた支援金で自宅での学習環境を整え、研究に集中することができました。また、金銭的に困ったときに両親やアルバイトからの支援が期待できない状況で、不安も抱えていました。おかげさまで、前よりも少し余裕を持った生活ができ、卒業研究に集中することができるようになりました。
連合農学研究科の学生より
経済支援奨学金のご援助をいただきまして、誠にありがとうございました。
私は両親が他界しており、現在は一人で生計を立てている状況のため、奨学金をいただけることは大変ありがたく存じます。いただきました奨学金は生活費や学費の支払いに大切にあてさせていただきます。経済的な不安はありましたが、奨学金をいただけたことで、博士(農学)の学位の取得に向け、集中して研究に取り組むことができそうです。
生協食券支給
経済的に困難な学生が、食生活環境を損なわないよう、生協食堂で利用できる食事券を支給しました。
農学府の学生より
生協食券を支給して頂き、本当にありがとうございました!
これまでコロナの影響もあって少し足が遠のいていた大学への通学が、昼食をとるという目的が加わることで積極的なものに変化したように感じます。それに伴い、少し進捗が滞っていた研究の方も少しずつですが前向きに進み始めました。このまま継続して頑張ります!
生物システム応用科学府の学生より
私は日々の研究生活の中で、出費を極力抑えようと昼食を抜く日が多くありました。しかし今回の生協食券支給のおかげで費用面の懸念が減り、毎日昼食を取るようになりました。
ご支援頂いた皆様に心から感謝いたします。
農学部の学生より
ご支援いただき、誠にありがとうございました!普段は節約して栄養が偏りがちなお昼ご飯でしたが、チャージ券のおかげで、バランスの良い食事を心がけられるようになりました。また、食費をご支援いただき浮いたお金を書籍代にあてて学びに活かすこと
もできました。他にも困っている学生はたくさんいると思うので、少しでも多くの学生にこの支援の輪が広がっていくことを願っております。
工学部の学生より
コロナウイルスの影響でアルバイトの収入が減り、生活費を切り詰めていたところだったので非常に助かりました。学食は日常的に利用するため、学食パスチャージ券の支給は嬉しかったです。「食費を切り詰めすぎないように」と親から心配されていましたが、学食パスチャージ券をもらったことで、学校でもきちんと食事をとっているという安心感が生まれたようです。
遠藤章奨学金
本学の特別栄誉教授である遠藤章先生から、東京農工大学修学支援基金へ寄附された原資に基づき、本学に在籍するグローバル人材になり得る優れた学部学生であって、経済的理由により修学に困難がある学生に対し、学部学生の期間及び内部進学後の大学院学生の期間について、引き続く奨学金を給付することで学業の支援を行なっています。
※学生の所属・学年は取材時のものです。
農学部応用生物科学科4年 中山 健太朗
名誉ある遠藤章奨学金の受給者に選ばれたと知らせを受けたとき、私は大変喜ばしい気持ちになりました。私の学業成績と可能性が認められたことを心から光栄に思い、感謝しています。
この奨学金により、私の家族の経済的負担が大幅に軽減し、経済的な制約を受けずに学問的な目標を追求することが可能になります。私は、教育が自分の可能性を引き出す鍵であると常に信じており、この奨学金はその機会を与えてくれました。また、この奨学金は私の学業上の目標達成に役立つだけでなく、地域社会に恩返しをする動機にもなると断言したいと思います。私は、自分の学術的経験とスキルを活かして社会に良い影響を与え、世界をより良くするために貢献することを約束します。
このような素晴らしい機会を与えてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
農学府農学専攻応用生命化学コース2年 武渕 明裕夢
私が研究に興味を持ち博士課程へ進学したいと考えたのは研究室に配属された学部4年の時でした。実験を行うことも、論文を読み仮説を立てることも楽しく研究が向いていると感じ、さらに知識を深めたいと思いました。しかし、博士課程進学には経済的問題がありました。遠藤章奨学金は3年次以上の学部学生であれば申請ができ、支援が翌年度から頂けるので、まずは申請し奨学生に選んでいただければ博士課程に進学しようと決めました。
現在、修士課程に進学し奨学金の給付を頂きながら研究を行っています。以前よりアルバイトの時間を減らすことができ、研究に費やせる時間が増えたため複数の研究テーマを同時に進め、より多くの知識・経験を得ることが出来ています。これからも知識を深め経験を積み、遠藤章教授のように世界で活躍できる研究者を目指したいと考えています。
ご支援いただいているすべての方に心からお礼申し上げます。これからも目標に向かって日々精進していきたいと思います。
工学府電気電子工学専攻(博士前期課程)2年 深野 弘一郎
この度は東京農工大学遠藤章奨学金奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。
家庭の事情から奨学金の受給前は、研究や学業に集中したい気持ちもある中、アルバイトなどに時間がとられてしまい苦しい思いをしてきましたが、経済的、精神的な不安が軽くなり、私はこの一年間研究活動に集中することができ、安心して生活することができました。
私は現在、より疲れず、リアルな臨場感を得られる立体映像表示ディスプレイに関する研究を行っています。このデバイスを用いることで、離れていても対面のようなリアルなコミュニケーションが取れるようになり、コロナウイルスが蔓延している今の社会に貢献できると考えています。これからはそのような立体表示を使ったコミュニケーションシステムの開発に取り組んでいきたいと考えています。またコロナウイルスが収束したら海外へも留学したいと考えています。
今後もより一層努力して、世界で活躍できる素晴らしい研究者になれるように日々励んでいきたいと思います。